バリ島現地旅行会社アルナブアナツアー&トラベル

≫ バリマニア・トップ

バリ島現地情報コラム・バリマニア  ドメスティックで賑わうパサールスカワティ

今回、「パサール・スカワティ」というところを案内致します。(※パサール=市場)
皆さんはバリ滞在中に、ジャワ島からの観光客が買い物している姿を見かけたことがありますか。あまり見かけないですよね。 私達が沖縄に行くような国内旅行感覚で、ジャワから週末or連休は沢山の観光客がバリ島にやってきます。 リゾートホテル内であまり見かけないですが、宿泊先はデンパサールのホテルとかも多いようです。
私はデンパサールに住んでおりますが、デンパサールのホテル前にジャワ人観光客の大型バスがよく停まっていたりします。 特にインドネシアの連休があると車のナンバープレートがジャワの車や大型バスでスカワティの道路は迷惑なくらいに渋滞します。 ジャワからの観光ツアーに定番としてこのパサールスカワティ立ち寄りが組み込まれているようです。 ジャワからの観光客からも、ウブド市場は高いといいます。(確かにウブド市場でジャワ人観光客はあまり見かけないですね。)
そのためかインドネシア人観光客で賑わうスカワティ。・・ですが、ドメスティック観光客だけでなく地元バリ人たちも結構スカワティへ出かけます。
バリ人の知人いわく、シャツやサンダル等ちょっとした小物、バリのお供え物の道具等を安くで買うならスカワティへ行くといいます。 卸売りとして、お店を持つ地元商売人も買い付けに来る場所でもあります。

パサールスカワティ パサールスカワティ パサールスカワティ

(パサールの外観と建物の中の様子。建物の中はかなり狭い通路で、沢山の衣類、雑貨でひしめき合っています。)
もともとはピンジャカン(風が吹くとカラカラとおう竹の音が鳴る畑の雀ばらいの物、形がかわいいので日本の家の庭先にいかが)の産地として知られているスカワティ。中心地には、道路をを挟んで東に食品市場、西に民芸品市場と二つの市場があります。
民芸品市場は、2階建ての大きなマーケット(アートセンター又はパサールスニ呼ばれる)にピンジャカン以外にも布や絵画などなんでもござれの安いローカル土産がところ狭しと売られています。決してお洒落なお土産を探しに行くところではありませんのでご注意を。
パサールスカワティは、パサールウブドと同様、購入は値段交渉ですが、日頃ドメスティック相手に商売しているので、クタやウブドの市場に比べて安いように感じます。 安いからといってもちろん、初回の言い値で購入してはいけません。必ず値段交渉してください。 しかも品物をよーくチェックしてください。 ローカル相手の商売だけに少々難あり、汚れありの結構いい加減な品物が混ざっています。

パサールスカワティ パサールスカワティ

安いローカル土産はドメスティック観光客には人気なんですね。 パサールの周りの道路沿いにも絵画、木彫り、アロマグッズ、衣料、服飾品など沢山の民芸店が並んでいます。 食料品市場のほうは、地元人の台所。野菜、果物、肉魚とあらゆる食材が売られているので、こっちは正直ちょっと臭いです。

パサールスカワティで個人的に買いたいなと思うものは、バリ絵画です。
ウブドで著名な画家の作品でなくても。。という方にはスカワティへ一度訪れてみてください。クタやウブドの店先で買うより断然安いです。大きなサイズの絵画が数千円位で購入できます。
花鳥風月のプンゴセカンスタイルから、最近はやりのコンテンポラリーなモダン絵画と幅広い品揃えです。
但し繰り返し言いますが、買う時は作品の紙質をチェックしましょう。紙質の悪いものだとすぐに変色してしまいます。
又一緒に飾られている額も簡単なつくりですが安いので、セットで購入されますことをお勧めいたします。
購入後持って帰るには、絵を丸めて、額をはずして4本束にしてもらいます。

パサールスカワティへのアクセスは南部エリアからデンパサールを過ぎウブドへ向かう途中の工芸村チュルクを越えて西に進んだところにあります。 掘り出し物をさがしにパサール・スカワティを訪れてみませんか。

第22話 2005/6/9